【流行中】マイコプラズマ肺炎ってどんな病気?

医療記事

こんにちは。おくたです。

最近マイコプラズマ肺炎が流行しているというニュースを度々耳にしますね。

そこで今回はマイコプラズマ肺炎についてお話ししたいと思います。

マイコプラズマ肺炎についてよく知らない方やお子さんがいる方などに少しでも参考になれば嬉しいです。

マイコプラズマ肺炎って何?

マイコプラズマ肺炎というのは、肺炎マイコプラズマ(正式名称はMycoplasma pneumoniae)という細菌によって引き起こされる肺炎です。

5〜25歳の若くて健康な人によく感染し、秋〜冬にかけて流行します。5歳以下の乳幼児にはほとんど見られません。マイコプラズマ肺炎の患者数は年々増え続けています。

どうやって感染するの?

マイコプラズマ肺炎は飛沫感染で感染します。飛沫感染というのは咳やくしゃみなどによって口から撒き散らされる粒子を吸い込んだりして、体内に取り込まれることによって感染する様式です。インフルエンザやおたふくかぜなども飛沫感染です。

どんな症状がでるの?

症状としては38.5度以上の激しい発熱、頑固な乾いた咳が主に出現します。また中耳炎や関節痛などの症状がともなうこともあります。

どう治療するの?

基本的には抗生物質の飲み薬で治療します。 ただし全ての抗生物質がマイコプラズマ肺炎に効果がある訳ではなく、必ず医療機関を受診して医師の診察を受けた上で処方してもらうようにしましょう。

また発熱や咳の症状が強い場合は、解熱鎮痛剤や咳止め薬を使用するのも良いでしょう。ただしこれらは症状を抑えるためのお薬であり、マイコプラズマ肺炎の根本治療は抗生物質となります。

どれくらいで治るの?

多くの場合、抗生物質などの治療を行っていれば1週間程度で症状は良くなってきます。しかし咳などの症状は完全に治るまでは3週間程度かかる場合もあります。マイコプラズマ肺炎の重症度は人それぞれであるため、治療しても症状が悪化する場合は医療機関に受診することをオススメします。

予防法は?

予防法として簡単かつ効果的なのは、石鹸での手洗いです。こまめに手洗いをすることでマイコプラズマ肺炎の予防ができます。またタオルは共用で使用しないことも感染予防として効果的です。

また咳をしている方はマスクを着用することで周囲の方への飛沫感染を防ぐことができます。

まとめ

今回は流行中のマイコプラズマ肺炎について治療や予防法などをお話ししました。

これから感染が拡大していく可能性もありますので、みなさんも体調にはお気をつけてお過ごしください。

今回はこれでおしまいです。

記事を読んでいただきありがとうございました。

【参考文献】

メディックメディア イヤーノート2024

メディックメディア 病気が見えるvol.呼吸器(第2版)

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